[ 慶友形成クリニックの下眼瞼脱脂は腫れの少なさと高い効果に定評があります ]
ここでは下眼瞼脱脂の実際の手術についてご説明します。最近では専門性を謳っている美容外科も増えていますが、目の下に糸をかけて引っ張ったり、余分な操作をおこなうことでダメージを与えてしまい腫れが強くなってしまったり、眼窩脂肪への直下進入により、取り過ぎなどさまざまな問題を引き起こしていますが、私たちは目の下に負担となる操作をせず、Pre-septalアプローチによって腫れを最小限に抑え、凹みを作らない下眼瞼脱脂を実践しています。
まず最初に、点眼薬で表面の麻酔をおこないます。結膜というのは非常に繊細ですので点眼麻酔によって緩和しなければ術中や術後の涙が出やすく、わずかですがそれを苦痛に感じる方もお見えになるため実施しています。次に結膜側の消毒をおこないます。消毒といっても瞼専用の消毒液で洗い流すだけなので特にご心配はありません。ここまでが手術までの前準備になります。
結膜側、眼窩脂肪の部分に直接、麻酔の注射を施します。下眼瞼脱脂で何が一番痛いかというのはこの麻酔の注射です。よく歯医者さんなどで麻酔をされた経験はあると思いますが、実際には歯科の麻酔よりも痛みは少ないのでご安心下さい。麻酔が効いてきたからいよいよ脱脂術の開始です。軽く目を閉じた状態で上を見て頂く練習をします。
瞼を軽く裏返して(アッカンベー)の状態で治療していきます。結膜から進入しますが、当院の下眼瞼脱脂は直接進入ではなく、Pre-septalアプローチですので、ここから眼窩下縁に進入し、眼窩脂肪を露出させます。この技術はマイクロサージャリーの経験があるからできる私たちだけの技でもあります。直接進入の場合、結膜側から脂肪を除去するため、眼窩脂肪の除去に正確性が失われ、凹んでしまったり、取り残しが出やすくなるというデメリットがあります。また。Pre-septalアプローチは残存脂肪を眼窩下縁に放置するため、目の下の膨らみと、陥没との境によって形成される目の下のくまに最も適した治療であると考えます。
露出させた眼窩脂肪を適切な量だけを除去していきます。その際の注意点ですが、眼窩脂肪というのはいくつかのブロックで存在しているため、一カ所だけの除去ですと思っている以上の効果が出ないだけではなく、部分的陥没など不自然な状態ともなるため、その方の膨らみの状態に合わせて広範囲に除去していきます。
左右のバランス、除去量、実際の効果を確認し、症状の解消が確認できたら、傷を閉じます。その際、縫合は不要ですが、早期にコンタクトの装着をご希望の方は別途費用が発生しますが、縫合することも可能です。
最後に鏡でチェックしていただき、仕上がりの状態を見て頂きます。目の下のくま、膨らみの程度にもよりますが、基本的にはほぼ仕上がりの状態となりますので、効果についての不安は払拭していただけます。
下眼瞼脱脂の手術が終了したら軽い圧迫とアイシング(冷やします)するために少しお休みして頂いてからご帰宅していただけます。
下眼瞼脱脂の術後の腫れ・注意事項
下眼瞼脱脂の腫れについては、術後、2、3日は軽いむくみのような腫れを生じます。大きな著しい腫れというのは生じませんのでご安心下さい。コンタクトレンズのご使用は5〜7日は控えて頂きます。ただし、当日からのコンタクトをご希望の場合は結膜縫合することで対応できますのでお申し付け下さい。痛みについては術直後からほとんどありません。
[メイクについて]
ファンデーションなどは手術当日から可能ですがアイメイクは7日以降を推奨しています。
[洗顔・洗髪について]
当日から洗顔、シャワーは可能です。入浴については2、3日程度控えて頂いた方が無難です。傷口の消毒は不要ですが、お渡しする点眼薬は指示通りにお使い下さい。
[アイシングの方法]
下眼瞼脱脂の後はご自宅でも少し冷やして頂くことを推奨しています。冷やし方については術後にお渡しする注意事項、冷やし方の冊子をご参照下さい。
下眼瞼脱脂の副作用
SIDE EFFECT
下眼瞼脱脂の副作用・リスク・問題点についてご説明します。
内出血についてですが、術中の止血を十分に施すこと、すべての方で治療後のアイシングと安静を促すことで内出血の可能性を減らしています。皮膚のたるみや、しわが深くなるケースにおいては線維芽細胞移植を併用したり、ヒアルロン酸メソ・ナパージュを併用することで解消しています。最後に加齢によって奥深くからの眼窩脂肪の流出についてはいくらPre-septalアプローチと言えど防ぐことは難しいです。しかし、線維芽細胞移植によって皮膚に厚みを増して予防することもできますし、スキンケアで一定の効果を得て頂けます。しかし、最終的には再度、下眼瞼脱脂を行うことで改善させることはできるのです。
下眼瞼脱脂の治療で起こりうる問題点というのは、将来的に悪影響を及ぼすものとしては眼窩脂肪の取り過ぎによる凹み。一時的な問題である内出血です。腫れが長期化することもありませんし、傷が残ってしまったり傷跡が醜くなるなどの心配はありません。基本的には取りすぎなければ何ら問題を引き起こさない安全な治療が下眼瞼脱脂の特徴でもあるのです。
過剰な脂肪除去による凹み
下眼瞼脱脂の一番の問題というのは過剰な眼窩脂肪の取り過ぎによる目の下のくぼみです。眼窩脂肪というのは一度取りすぎてしまうと修復するのは困難で、脂肪注入や補填材を使って溝を埋める治療しかありません。厳しい言い方をすれば取り過ぎは失敗なのです。逆に考えれば控えめな治療というのは安全で修復が容易ということになるのです。
効果に満足できない
下眼瞼脱脂というのはどんな状態の方であっても絶対に満足できる治療ではありません。治療適応がありますし、その方の仕上がり、どこまでのゴールを目指すのか?ということでも治療の適応判断に違いを生じるのです。それは眼窩脂肪の突出だけであれば下眼瞼脱脂で十分な効果を実感して頂けますし、満足度も高いでしょう。しかし、目の下のくまというのはさまざまな原因が重なっていることが多く、単に眼窩脂肪が出ているだけではありません。多くの場合、皮膚のたるみによる皮膚のへこみもあれば、メーラーファットの下垂、垂れ下がりによるくぼみを併発していることもあるのです。その場合、いくら膨らみがあるからといって眼窩脂肪を取り除いても目の下のくまの解消は完全ではなく、ある程度は残ってしまうことも少なくありません。
[ 下眼瞼脱脂は治療適応を総合的に判断しなくては満足できない治療です ]
下眼瞼脱脂というのは表面に一切の傷を残しませんし、目の下のくまやたるみ、膨らみを解消できる治療としてはなによりも素晴らしい治療であることに違いはありません。しかし、そんな下眼瞼脱脂にも治療におけるメリットとデメリットがあるのです。治療といのはメリットだけではないということを十分に知っておいて下さい。
[下眼瞼脱脂のメリット]
- 皮膚表面に一切傷を残さない
- ダウンタイムが非常に短い、ほとんどない
- 膨らみを確実に取り除くことができる
- 基本的には再発しない
- 万一、取り残しがあったとしても修復は非常に容易
[下眼瞼脱脂のデメリット]
- 内出血の可能性がある
- 皮膚の弛みまでは解消できない
- 皮膚の弛みが強いとしわが深くなる可能性がある
- 老化によって別の箇所からの脂肪が出てくる可能性はある
慶友形成クリニック神戸の下眼瞼脱脂
確実な効果と自然な仕上がりをお約束します
私たちの特徴とこだわり
FEATURES
慶友形成クリニックのコラーゲン注射の特徴をご紹介します。
治療の流れ
FLOW
下眼瞼脱脂の治療の流れをご紹介します。
Flow-1カウンセリング
専門医が下瞼の状態を診察し、下眼瞼脱脂の治療適応を判断します。治療効果があると判断した場合は具体的な治療法から治療のリスク、術後の注意点等を詳しくご提案します。
Flow-2各種検査
下眼瞼脱脂を受けていただくには事前の血液検査が必要です。検査はカウンセリング当日に受けて頂くこともできますし、御遠方の方などで再来院が難しい方などはお近くの医療機関で血液検査を受けて頂けるよう必要検査項目をお渡しすることも可能です。
Flow-3下眼瞼脱脂
下眼瞼脱脂の手術です。治療そのものは40分程度で終了します。治療中は麻酔が効いていますので痛みを感じる心配はありません。治療後は少し圧迫しながらお休み頂きます。その後、状態を確認しご帰宅して頂けます。
Flow-4術後検診
下眼瞼脱脂は抜糸等の通院が不要です。治療後1ヶ月以降で仕上がりの状態を診させていただき問題がなければ終了です。
万一、取り残し等がある場合は、再治療の日程を調整して対応します。
下眼瞼脱脂の保証
GUARANTEE
下眼瞼脱脂の保証制度のご案内
下眼瞼脱脂についての保証ですが、再発はありませんので、3ヶ月もしくは半年後の最終チェックで一旦終了します。万一、取り残しがあった場合はすべて無償で対応致します。
眼窩脂肪というのは一度取り除いたら再発することはありません。しかし、常に老化は進行していますから、数年後に皮膚のたるみや眼球の重みによる圧迫が加わって再び膨らみが出てきた場合は、割引料金で下眼瞼脱脂を受けて頂けます。
下眼瞼脱脂の効果
みなさんが気になってる下眼瞼脱脂の効果ですが、目の下の膨らみ、目の下のクマを劇的に解消させることができます。治療前後の比較写真については医療法上、ホームページで後悔することが禁じられていますのでご紹介できないのですが、カウンセリング時には全ての症例写真を直接ご覧いただけます。予めご了承下さい。
料金・費用
PRICE
下眼瞼脱脂の値段をご案内します。
- 下眼瞼脱脂
- 250,000円
- 脂肪注入・移植
- 400,000円
- ヒアルロン酸注射
- 1ml80,000円
※ すべて両側の価格
※ 別途、消費税
複合治療の是非
COMPOSITE
複合治療に対する私たちの見解
下眼瞼脱脂について専門性を強調する美容外科の多くは、他の治療との複合治療を推奨しています。もちろん複合治療も状況によっては必要な場合もあるでしょう。しかし、それが本当に患者さんにとってメリットとなるか否かというのは非常に疑問なのです。ここでは私たちが考える目の下のくまの治療についてお話します。
(採取した脂肪の再利用)
下眼瞼脱脂で採取できる眼窩脂肪の量というのは平均的には0.5mlに満たない量です。もちろん多い方などは1ml近くの眼窩脂肪を採取できるでしょう。採取した眼窩脂肪を細かく分散させて、陥没している部分に注射するいわゆる脂肪注入ですが、私たちがおこなっているPre-septalアプローチの場合はまさにその周囲になるため、同時の複合治療は向いていません。脂肪注入で大切なのは生着です。炎症を引き起こしている部分への脂肪注入はほとんどが生着しません。無意味な治療を提供することに抵抗があるのです。もちろん、やってできない訳ではありませんが、現実的な効果を考えると推奨できる治療ではありません。本当に脂肪注入が必要なのであれば、下眼瞼脱脂による内部の炎症が落ち着いてから脂肪注入(単一胞脂肪移植)をご提案しています。
(PRPや成長因子の注入)
PRPは肌細胞(線維芽細胞)を活性化させる成長因子を大量に含んでいるため、目の下のたるみ、膨らみ部分に注射することで周辺組織の肌細胞が活性化し、コラーゲンが大量に作られることによって肌の土台である真皮が厚くなるため、目の下のたるみが解消します。
しかし、膨らみの根本的な解決にはなっていません。やはり根本的な解決を図るには“眼窩脂肪”を取り除く必要があるのです。
PRPを否定することはしませんが、確実な効果、目の下のたるみの第一選択の治療としてPRPや成長因子の注入が推奨される訳では無いと言うことを知っておきましょう。
(ヒアルロン酸の注射)
ヒアルロン酸注射は目の下の陥没を補填させるには非常に有効ですし、安全性も極めて高く患者さんの満足度は非常に高いです。しかし、下眼瞼脱脂と同時・同日に治療することは決してお勧めはしません。もちろん、ダウンタイムなどのことを考え希望される方には施しますが、ヒアルロン酸についても炎症部分への注入は吸収を早める可能性があるからです。もちろん、可能性の問題ですから絶対にや、具体的にどの程度早まるか?というのは明確にはできませんが、炎症による早期吸収というのは十分にあり得ることなのです。
このように私たちは保守的な考え方かもしれませんが、医学的根拠を元に考えると複合治療が果たして患者さんのメリットにつながるか?ということに対して疑問を生じています。ダウンタイムの問題などから複合治療を同日におこなう場合もありますし、ご要望があればもちろん対応はしますが、そういったデメリットについても十分ご理解して頂く必要がございます。複合治療があたかもベストな選択肢ではないということをみなさんには知っておいてほしいのです。
さまざまな疑問・質問
Q&A
下眼瞼脱脂に関する疑問・質問にお答えします。