各治療のご紹介 THERAPY
腋臭(ワキガ)と多汗症とは違います
(ワキガと多汗症で大切なのは何より時間をかけて丁寧な手術・治療以外にありません。)
「脇汗=腋臭(ワキガ)」のイメージを持たれる方も少なくありませんが、脇汗の増加とワキガとは関係ありません。汗臭さとワキガとは臭いのタイプも違いますし、原因もそれぞれ違います。脇汗が多いからといって自分はワキガだと勘違いされている方が多いのですが、多汗症とワキガとは違うということを知っておいて下さい。

ワキガ(腋臭症)
汗の増減に関係なく、独特な臭いを発生してしまいます。体臭として扱われるため、強い臭いが出てしまう人は社会生活にも影響が出てしまうこともあり、積極的な治療が推奨します。

ワキガの原因とは
アポクリン汗腺から分泌される油分、アンモニアなどが雑菌で分解され、さらにブドウ球菌などの雑菌が増殖するというサイクルが亢進することで独特の臭いを発生してしまう。

ワキガの治療

ワキガの治療というのは原因であるアポクリン汗腺を取り除くことです。そのためには外科的な手術が必要になります。

● 吸引法
数ミリの傷から専用の吸引管を使ってアポクリン汗腺を吸引して除去する方法。

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● 反転法
皮膚を切開して、直視下で確実に大量のアポクリン汗腺を除去する方法。

反転剪刀法をさらに詳しく
多汗症(脇汗)
運動や緊張したときはもちろん、そういったことが無い体温調整の際にも多くの水分(汗)が大量に出てしまい、衣服などにしみ込んで汗じみができてしまうやっかいな問題です。

多汗症の原因とは
エクリン汗腺からの水分、電解質の大量分泌によるもの。直接的に臭いを発生するものでない。汗臭い臭いと腋臭臭とは違うので、脇汗が多い=腋臭とは直ちにはつながりません。

多汗症の治療
エクリン汗腺からの水分、電解質の大量分泌によるもの。直接的に臭いを発生するものでない。汗臭い臭いと腋臭臭とは違うので、脇汗が多い=腋臭とは直ちにはつながりません。

● ボトックス
A型ボツリヌス毒というお薬を脇に注射して多汗症を治療します。なぜ汗が減るかというと、ボツリヌス毒素には神経の伝達をブロックする働きがあります。脇にボトックスを注射すると、エクリン汗腺に汗を出せと神経信号が遮断されるため、エクリン汗腺から汗が作られないため脇汗が激減するのです。

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原因が違いますから当然治療法も全く違います。エクリン腺とアポクリン汗腺とでは存在する位置がそもそも違います。アポクリン汗腺は皮膚の中でも深い層に、エクリン汗腺は浅い層に位置します。エクリン汗腺の位置する層というのは実際に取り除くことのできない非常に浅い位置ですので、外科的な治療で取り除くことは不可能です。そのため腋臭の手術でいくらアポクリン汗腺を除去したとしても、現実にはエクリン汗腺は除去できていませんから、腋臭の手術で汗が減るということはありません。